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わたしのファミリービジネス物語

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地元に根ざして、自らの力を磨くファミリービジネスの経営者や後継者、起業家の方々を紹介していきます。波瀾(はらん)万丈の物語には、困難を乗り越える多くのヒントが詰まっています。
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記事一覧

SDGsな豆腐店が熱量を集めて世界を救う 「染野屋」の小野篤人さんのトークイベントを開催します

経営者としての熱量をどう保てば良いのか。社員たちの本気を引き出す方法とは。自分なりのSDGs(持続可能な開発目標)経営を始めたい。そうした思いのある方々にお薦めのオンラインイベントを開催します。 ファミリービジネスの経営者や後継ぎの方々から、これまでの経験や経営の勘どころを聞くトークイベント「リファラバさんと話そう」。10月21日(金)にお招きするのは、茨城県取手市に本拠地を置く豆腐店、染野屋社長の小野篤人さんです。 義父の死去に伴い、妻の実家の豆腐店を継ぐことになった小

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近所のお豆腐屋さんを継いだヤンチャな「婿殿」がSDGsに目覚めるまで

茨城県取手市を本拠地に、お豆腐を製造・販売する「染野屋」は、江戸時代末期の文久2(1862)年に創業し、160年近い歴史を誇る老舗です。八代目「染野屋半次郎」を襲名した社長の小野篤人さんは、実はお婿さん。結婚するまでお豆腐屋さんを継ぐなんて、考えたこともありませんでした。 ありふれた「近所のお豆腐屋さん」を飛躍させ、今では大豆ミートの販売や大豆の有機栽培、地域の豆腐店の事業承継へと、どんどんフロンティアをひらいていく小野さんの物語です。 ◆自由と自立「一国一城のあるじ」にな

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チームワークで進むサーバント型経営者の道。歯ブラシメーカー・ファイン清水直子さん夫妻のトークイベントを開催します

自分はどんなタイプの経営者になるべきだろうか。経営者としての「あり方」を考えたい。チームの力を引き出す経営手法とは。そうしたことを感じている方々にお薦めのオンラインイベントを開催します。 ファミリービジネスの経営者や後継ぎの方々から、これまでの経験や経営の勘どころを聞くトークイベント「リファラバさんと話そう」。9月30日(金)にお招きするのは、ユニークな歯ブラシや介護用品を製造販売しているファイン(東京都品川区)社長の清水直子さんと、清水さんの夫でファインのデザイナー、曲尾

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「のびのびと健やかなリーダーに」夫と歩む二人三脚経営【第三話】

歯ブラシなど口腔(こうくう)ケア製品を中心に、ユニークな商品を世に送り出す東京都品川区の「ファイン」を経営する清水直子さん。長く続いた迷いの時期を抜け出し、「のびのびと健やかな社長」という自分だけのスタイルを築きます。そして生涯のパートナーに出会い、今度は次世代に会社を引き継ごうとしています。 「会社の愛し方」が分からなくて苦しんだ取締役としての約10年間。「笑顔が仕事」と割り切ったことで、むしろ会社の隅々にまで目が届くようになった副社長の4年間。 そうした経験を経て、2

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「会社の愛し方が分からない」トンネルの先に見えた光【第二話】

歯ブラシなど口腔(こうくう)ケア製品を中心に、ユニークな商品を世に送り出す東京都品川区の「ファイン」。父が亡くなり、社長となった母とともに会社を経営することになった清水直子さんでしたが、不安と焦りが先に立ち、やることなすこと、うまくいきません。「会社の愛し方が分からない」。そんな泥沼から、はい出すまでの物語です。 「ちゃんとしないと会社は3年で潰れるぞ」。1995年、父益男さんの葬儀で、参列者にかけられた言葉が胸に突き刺さった。親切心だったのだろうが、葬儀に政界関係者を一人

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会社を継ぐのは「三女の私」? 父の死とめぐる運命【第一話】

竹からできた生分解性樹脂の歯ブラシに、幼児やお年寄りでも使いやすいユニバーサルデザインのコップ。ユニークな商品を世に送り出す東京都品川区の「ファイン」の清水直子社長は、何年も「自分は経営者になれるのかな」と悩みました。思ってもみない事態の積み重ねで自分に巡ってきた後継者という仕事。清水さんは壁をどう乗り越え、自分だけの経営スタイルをつかんだのでしょう。その歩みを追いかけます。 「はい、ファインでございます」。小学校の頃から、自宅に引かれた会社の電話を取るのが日課だった。

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ゼロから始めたグローバル展開。栄鋳造所・鈴木隆史さんのトークイベントを開催します

海外展開の手掛かりがほしい。社内にグローバル意識を根付かせたい。経営の悩み事や困り事を相談する仲間がほしい。そんな方々にお薦めのトークイベントを開催します。 ファミリービジネスの経営者や後継ぎの方々から、これまでの経験や経営の勘どころを聞くトークイベント「リファラバさんと話そう」。9月9日(金)にお招きするのは、東京都八王子市の栄鋳造所社長、鈴木隆史さんです。 本当は、実家を継ぐつもりはなかった鈴木さん。父の急死、鋳造業界が直面する構造転換、不況の波……。何度も襲ってくる

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日本発の中小企業が世界を変える「発ジャパン」の挑戦【第五話】

何度も襲ってくる危機を乗り越え、韓国、米国へと海外展開に乗り出した栄鋳造所。社長の鈴木隆史さんが30代前半の頃、地元の後継者育成塾「はちおうじ未来塾」で、覚悟の決まらない年下の経営者と話すようになってから感じてきたのは「誰でも社長にはなれる。しかし、社長になることと経営者になるということは全く違う」ということでした。 第五話は、地元・八王子の経営者仲間とともに、中小企業を世界に羽ばたかせる「発ジャパン」の挑戦を追いかけます。 いつ会社を継ぐのが良いのか。先代の経営方針をう

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「技術で勝ってビジネスで負けた」。シリコンバレーで見たグローバルの現実【第四話】

リーマン・ショックを乗り越え、新製品をテコに成長軌道に乗り始めた東京都八王子市の栄鋳造所。社長の鈴木隆史さんは、取引先から海外進出の打診を受け、グローバル展開という夢を胸にタイに向かいました。第四話は、鈴木さんが世界の「現実」に直面します。 案内されたタイの新興工業団地。道路など周辺の環境や、原材料を現地で入手できることを確認し、取引先の社長に「チャレンジしてみます」と答えた。せっかくだからと思い、現地の金属加工工場に立ち寄ってみることにした。 タイ人経営者が、日系二輪メ

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父の急死とリーマン・ショック。土壇場でつかんだ生き残りの切符【第三話】

製造業の「要」として戦後の経済成長を支えたものの、近年は安価な海外製品に押されて廃業するケースが多い鋳造業界。東京・八王子の「栄鋳造所」の4代目経営者、鈴木隆史さんは何度も襲ってくる危機を乗り越え、会社を飛躍させました。第三話は、リーマン・ショックをバネにグローバル展開に踏み出した経緯を追いかけます。 2008年、交通事故で急死した父敏雄さんが使っていた会長室には、金庫が二つあった。社長の鈴木隆史さんが鍵を探して開けてみると、一つ目には敏雄さんの何十年分もの給与明細が収まっ

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父と子の会社再生物語。急死した父が残した言葉【第二話】

製造業の「要」として戦後の経済成長を支えたものの、近年は安価な海外製品に押されて廃業するケースが多い鋳物業界。東京都八王子市の鋳物会社、栄鋳造所の4代目経営者、鈴木隆史さんは1999年、事実上の倒産に追い込まれた会社の再生を決意します。 そう覚悟を決めたものの、社長としての初仕事は、借金を巡る金融機関との裁判だった。別工場を運営していた親族との争いにも巻き込まれ、「自分の人生を呪うこともあった」。 その時、助けになったのは、副業として経営していたネット通販会社だった。鋳物

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「まさか家業を継ぐなんて」不本意で継いだ鋳物会社4代目が世界に羽ばたくまで【第一話】

実家を継ぐつもりなんてなかった。そんなファミリービジネスの経営者は少なくありません。東京都八王子市の鋳物会社、栄鋳造所の4代目経営者である鈴木隆史さんも、最初は「不本意」で継いだ経営者の一人でした。 安価な海外製品との競争、急激な景気悪化に産業構造の転換……。何度も襲ってくる危機を乗り越える中で、鈴木さんは自分の力で「不本意」を「本意」に変え、今ではグローバル展開で会社を飛躍させて、地元の経営者仲間とともに、各地の中小企業を世界に羽ばたかせようとしています。 詳しくは「毎

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中小企業の心の通う人材育成法。ビューティアトリエ代表、郡司成江さんのトークイベントを開催します

ファミリービジネスをもっと楽しく、生き生きしたものにしたい。そんなふうに考える「リファラバさん」たちを招いて、これまでの経験や経営の勘所を聞くトークイベント「リファラバさんと話そう」を開催します。 リファラバ(Refalover)は、 Re:もう一度、地元の(region) Fa:ファミリービジネスの価値を Lover:愛を持って高め合う人たち(の場) という意味を込めています。 「リファラバさんと話そう」は、連載「わたしのファミリービジネス物語」に登場いただいた経営者や

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「ビューティアトリエはもう美容室じゃない!」人材を育てる事業展開で「強くて温かい組織」をつくろう【第四話】

宇都宮市を中心に美容室やエステサロンを展開してきたビューティアトリエのグループ代表、郡司成江さんは「しあわせ創造企業」というビジョンを掲げ、近年、カルチャースクールやコミュニティースペース、スイーツ、農業、海外へと事業領域を拡大させています。 それを支えるのは、会社の屋台骨となる右腕人材をはじめ、社員たちの潜在力を生かす人材育成。「強くて温かい組織」づくりを目指す郡司さんの挑戦です。 社員が輝くから会社も輝く 「ビューティアトリエの一番商品は社員です」。2010年、46歳

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