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「デザイン×ものづくり」本多プラス・本多孝充さんのトークイベントを開催します。自分のステージを作る経営者になろう

デザインを磨いて下請けを脱却したい。家業の中で自分の「好き」を貫きたい。自分にしかできない事業をつくりたい。

そんなふうに考える方々にオススメのオンラインイベントを開催します。
ファミリービジネスの経営者や後継ぎの方々から、これまでの経験と経営の勘所を聞くトークイベント「リファラバさんと話そう」。2023年2月17日(金)にお招きするのは、「デザイン×ものづくり」のプラスチック会社、本多プラス(愛知県新城市)の本多孝充さんです。

本多プラス(愛知県新城市)の本多孝充さん
本多プラス(愛知県新城市)の本多孝充さん

奥三河のアート好きな事業家一家に生まれた本多さんは、高校時代、ロックに没頭。経営学修士(MBA)を取得したロンドン留学も、もともとはロックで自分の道を切り開こうと思ったからでした。

厳しい単価下げ競争にさらされ、使い捨てにされることも多いプラスチック製品。留学から戻ると、本多さんはアートという自分の「好き」を貫くことで、プラスチック本来の美しさを引き出す「デザイン×ものづくり」を通した脱・下請けに乗り出します。

デザインの世界に入っていくために思い立ったのは、ファッションの中心である東京・表参道に自らの身を置くことでした。新城に工場を置きつつ、表参道にデザインオフィスを開設し、人脈を構築しながら、大手企業との商品開発に奔走。その努力は「アジパンダ」といったユニークで美しいプラスチック容器の開発につながり、大手企業がデザインやブランディングを依頼する会社へと本多プラスを飛躍させました。

本多プラスがデザインと製造に関わった携帯用「アジパンダ」=同社提供
本多プラスがデザインと製造に関わった携帯用「アジパンダ」=同社提供

「自分で自分のステージをつくる」。本多さんのキーワードです。デザインという領域、表参道という場所を、自分のステージに選び、そこに立ち続けたからこそ、今の本多プラスがあります。「下請けだから」「地方の会社だから」と、自分で自分のステージを小さく構えてしまえば、描ける未来も狭くなってしまいます。

イベントでは、本多さんに脱・下請けを目指すファミリービジネスの闘い方とともに、「自分のステージ」の決め方も聞いていきます。

#デザイン ×ものづくり
#脱・下請け
#新商品開発
#プラスチックの逆襲
#アート系経営者

<<お申し込みはこちら>>

↓↓↓↓↓
https://refalover-talk-08.peatix.com/

開催概要

日時:2023年2月17日(金)午後7〜9時
開催方法:オンラインイベント
※お申し込みいただいた後、視聴URLを送付します。Zoom会議形式で行います
定員:先着40人
参加費:1,100円
※お申し込みいただいた方には、イベント終了後に期間限定で、第1部のアーカイブ配信をご案内いたします。当日はご都合が合わない方でも後日ご覧いただけますので、ぜひお申し込みください。
主催:毎日新聞リファラバ編集部

タイムテーブル 

18:50 オンライン開場
19:00 オープニング、登壇者紹介
19:10 本多さんと司会によるトークセッション(第1部)
20:10 参加者を交えた意見交換・質疑応答(第2部)

20:50 クロージング

視聴者の皆さんから質問を募集します

毎日新聞リファラバ編集長の清水憲司と、300年以上の歴史を誇る酒蔵、勝山酒造(仙台市)の関係会社を継いだばかりの伊澤優花さんが司会を務めます。

毎日新聞リファラバ編集長の清水憲司(左)と勝山企業代表の伊澤優花さん
毎日新聞リファラバ編集長の清水憲司(左)と勝山企業代表の伊澤優花さん

勝山企業代表 伊澤優花
1993年生まれ。21歳のとき単身ニューヨークに渡り、実家勝山酒造の輸出事業を開始し現在25カ国に輸出するほか、東京大学経済学部在学中に起業中退し、世界初にして唯一の日本酒自家醸造キットブランド“MiCURA”の開発・海外向け販売を行う。国際利酒師、清酒醸造の技術幹部養成研修修了。日英中トリリンガル。
2021年より台湾の長庚大学にて清酒醸造授業の講師も務める。同年12月勝山企業代表取締役就任。

イベント当日は、参加者の方々から質問を受け付けます。第2部は、本多さんに直接、質問できる貴重な機会になりますので、皆さんの参加をお待ちしています!

リファラバ(Refalover)は、

Re:もう一度、地元の(region)
Fa:ファミリービジネスの価値を
Lover:愛を持って高め合う人たち(の場)

という意味を込めています。

「リファラバさんと話そう」は、連載「わたしのファミリービジネス物語」に登場していただいた経営者や後継ぎ、起業家の方々から、連載には書き切れなかったエピソードやファミリービジネスに対する思いなどをさらに深掘りしてお聞きするトークイベントです。

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本多さんはどんな人?

本多さんのこれまでの歩みは、「わたしのファミリービジネス物語」で詳しく記述していますので、ここではいくつかのキーワードを使って、ご紹介します。

「この指、止まれ」。本多さんが本多プラスを「デザイン×ものづくり」の会社に脱皮させようとしていた頃、表参道にデザインオフィスを開設する中で進めたのは、自社のデザイナーを新卒採用することでした。

当時、デザインの領域ではまだ何の実績もなく、無名の存在だった本多プラス。2004年5月、全国の美大から集まったデザイナーの卵たちに、本多さんはこう語りかけました。

「僕は空にそびえ立つ大企業を作りたいわけではありません。自分で考え、自分で作り、自分で売るというモットーで、6畳一間でよいから、この表参道に自分たちのオリジナルブランドの店を開きたい。そして世界に広げていきたい」。そしてこう続けた。「このビジョンに賛同してくれる人、この指、止まれ!」

この年に3人、翌々年に4人を新卒採用し、この7人が本多プラスのデザインの中核になっていきました。中小企業なのだから、中途採用で集めるのが定石だったかもしれません。でも、そうしていたら「本多プラスのデザイン」を確立することはできなかった。

大手企業の下請けからは脱却できたとしても、今度はデザイナーたちが主導権を握り、本多プラスはそのデザインを形にする「下請け」のままだったのではないかと、本多さんは考えます。

本多孝充さん(中央)とデザイナーたち=本多プラス提供
本多孝充さん(中央)とデザイナーたち=本多プラス提供

デザイン業界との向き合い方、「自分が作りたい会社」の作り方。そんなことを考えさせられるエピソードです。

「自分だけの輝き」を引き出す

もう一つは、「後継者はもっと『自分のやりたいこと』を追求してもいいはず」という言葉です。

本多プラスの売上高は現在、20年前と比べ6倍以上になり、本多さんは経営者や後継者向けの講演会に呼ばれることも増えてきました。そこで気づいたのは、先代経営者の敷いたレールの延長線で会社を経営しようとして八方塞がりになる後継者、献身的なゆえに「自分のやりたいこと」を封印した結果、自らの可能性を狭めてしまう後継者が多いこと。

本多さんの場合、自分の「好き」はロックバンドであり、アートやデザインでした。それを突き詰めたからこそ、本多プラスはプラスチックの輝きを引き出し、他社にはマネのできない会社になることができました。

現代ガラス工芸作家の青木美歌さんと本多プラス、本多孝充さんがコラボした作品展「光の雨 Shining Rain」=同社提供
現代ガラス工芸作家の青木美歌さんと本多プラス、本多孝充さんがコラボした作品展「光の雨 Shining Rain」=同社提供

本多プラスの「プラス」は、プラスチックの「プラス」ではなく、プラス思考の「プラス」。ロゴマークには太陽と月をあしらい、日進月歩の意味が込められています。少しずつでもいいから、歩みを止めることなく自分の実現したい世界に近づいていく。

そんなファミリービジネスの可能性の広がりを、本多さんと考えていきましょう!

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