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先代と衝突!無理やり始めた「第二創業」が本業をアップデートする。オレンジトーキョー×小高莫大小工業・小高集さんのトークイベントを開催します

町工場の「ワナ」から抜け出そう

下請けから脱却して消費者と直接つながりたい。
技術はあるけど、自社商品の開発が進まない。
事業承継や会社株式の譲渡で壁にぶつかっている。
そんな悩みを抱えている方々にお薦めのオンラインイベントを開催します。

ファミリービジネスの経営者や後継ぎの方々から、これまでの経験と経営の勘所を聞くトークイベント「リファラバさんと話そう」。12月9日(金)にお招きするのは、北欧風のカラフルな布草履「MERI(メリ)」を製造販売するオレンジトーキョー(東京都墨田区)の小高集(つどい)さんです。

布草履が並ぶ店頭に立つオレンジトーキョー代表、小高莫大小工業社長の小高集さん=大西岳彦撮影
オレンジトーキョー代表、小高莫大小工業社長の小高集さん=大西岳彦撮影

小高さんはもともと、小高莫大小(メリヤス)工業の後継ぎ。セーターやトレーナーの襟や袖といったパーツ品が主力でしたが、次第に売り上げが減少。逆風をはねのけるために、社長になると同時に自社商品開発を決意します。

自社の技術を重視するあまり、顧客ニーズとはズレた製品を作ってしまう「プロダクトアウトのワナ」に陥りそうになりながらも、デザイナーとの協業に目覚めて、MERIを立ち上げ。全国各地の百貨店から引っ張りだこの人気になりますが、思わぬ落とし穴が待ち構えていました。

突然の社長解任と失業。先代社長の父親との対立が最悪の形で表面化したのです。MERI事業を引き継ぐ形でオレンジトーキョーを設立し、背水の陣で「ムリヤリ第二創業」を進める中で、経営者としての力を磨いていきます。

現在、小高さんは再び小高莫大小工業の社長になり、両社の力を掛け合わせて「技術×デザイン」の道を歩んでいます。

オレンジトーキョーの布草履「メリ」=大西岳彦撮影
オレンジトーキョーの布草履「メリ」=大西岳彦撮影

事業アップデートと先代との衝突。ファミリービジネスの経営者が越えなくてはならない壁を、いくつも乗り越えてきた小高さんにじっくりとお話を聞きます。

今回は、視聴者の方々が小高さんに直接質問したり、視聴者同士で意見交換したりできるコーナーを設けます。食事をしながら、お酒を手にしながらのご参加も歓迎ですので、一緒に小高さんのストーリーと経験・学びを深掘りしていきましょう。

#デザイン
#第二創業
#インバウンド
#事業承継
#親子対立

<<お申し込みはこちら>>

↓↓↓↓↓
https://refalover-talk-06.peatix.com/

開催概要

日時:2022年12月9日(金)午後7~9時
※開催時間が通常と異なりますので、ご注意ください
開催方法:オンラインイベント
※お申し込みいただいた後、視聴URLを送付します。Zoom会議形式で行います
定員:先着20人 無料
主催:毎日新聞リファラバ編集部

※お申し込みいただいた方には、イベント終了後に期間限定で第1部のアーカイブ配信をご案内いたします。当日はご都合が合わない方でも後日ご覧いただけますので、ぜひお申し込みください。

タイムテーブル

18:50 オンライン開場
19:00 オープニング、登壇者紹介
19:10 小高さんと司会によるトークセッション(第1部)
19:50 質疑応答
20:00 視聴者も交えたフリートーク(第2部)
20:50 クロージング

視聴者の皆さんから質問を募集します

毎日新聞リファラバ編集長の清水憲司と、300年以上の歴史を誇る酒蔵、勝山酒造(仙台市)の関係会社を継いだばかりの伊澤優花さんが司会を務めます。

毎日新聞リファラバ編集長の清水憲司(左)と勝山企業代表の伊澤優花さん

勝山企業代表 伊澤優花
1993年生まれ。21歳のとき単身ニューヨークに渡り、実家勝山酒造の輸出事業を開始し現在25カ国に輸出するほか、東京大学経済学部在学中に起業中退し、世界初にして唯一の日本酒自家醸造キットブランド“MiCURA”の開発・海外向け販売を行う。国際利酒師、清酒醸造の技術幹部養成研修修了。日英中トリリンガル。
2021年より台湾の長庚大学にて清酒醸造授業の講師も務める。同年12月勝山企業代表取締役就任。

イベント当日は、町工場が陥りがちなプロダクトアウトのワナを抜け出したきっかけ背水の陣で臨んだ「ムリヤリ第二創業」という挑戦これからの「オレンジトーキョー×小高莫大小」について聞いていきます。

視聴者の方々からの質問も受け付けます。第2部のフリートークの時間帯には、小高さんと直接お話もできる、またとない機会になりますので、皆さんの参加をお待ちしています。

リファラバ(Refalover)は、

Re:もう一度、地元の(region)
Fa:ファミリービジネスの価値を
Lover:愛を持って高め合う人たち(の場)

という意味を込めています。

「リファラバさんと話そう」は、連載わたしのファミリービジネス物語に登場していただいた経営者や後継ぎ、起業家の方々から、連載には書き切れなかったエピソードやファミリービジネスに対する思いなど、さらに深掘りしてお聞きするトークイベントです。

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小高さんはどんな人?

小高さんのこれまでの歩みは、「わたしのファミリービジネス物語」で詳しく記述していますので、ここではいくつかのキーワードを使って、小高さんをご紹介します。

「自分では理解できないところに答えはある」。ニットの襟や袖といったパーツ品をつくってきた小高さんは、社長になった当時、デザイナーやデザイン業界に対して信頼できない気持ちを持っていました。デザインは「汗をかく仕事」ではないのに、そこに対価を請求されることに何となく違和感があったからです。

しかし、そんな考えを覆す出来事が起きます。試作を終えたばかりの布草履を海外に売り出そうと、フランス・パリで開催される世界的な雑貨見本市「メゾン・エ・オブジェ」への出展を申し込んだものの、書類審査で落選。和風な布草履は海外で受けるはずと自信を持って応募したから、いくら考えても出展さえ許されない理由が分かりませんでした。

自分では理解できない出来事に遭遇した時にどうするか。小高さんの選択は、プロの力を借りながら、そこに飛び込んでみることでした。

デザイン会社の協力を得ながら、市場調査をもとにターゲット層を定め、デザインをその層に好まれそうな北欧風に変更。ブランド名もデザイン会社とともに決めていくことで、「プロダクトアウトのワナ」を抜け出し、自らの中にあった「MERI」の世界観をしっかりとした形にすることができました。

自分では理解できないところに、自分を伸ばしてくれるフロンティアがある。そんなことを感じるエピソードです。

オレンジトーキョー代表、小高莫大小工業社長の小高集さん=大西岳彦撮影
オレンジトーキョー代表、小高莫大小工業社長の小高集さん=大西岳彦撮影

株式は経営者本人が握らないとあぶない

もう一つのキーワードは、「会社の株式はきっちり経営者本人のものにしておかないといけない」です。株式の引き継ぎは、ファミリービジネスの経営者や後継ぎの誰もが直面する課題です。相続の問題でもあり、親がなかなか話し合いの時間をとってくれなかったり、実はきょうだいの間で分配する計画になっていたり。既に株式が複数の親族に散らばっていて悩んでいる方もいるかもしれません。

小高さんは、社長退任後も会社株式の大半を保有していた父親によって、小高莫大小の社長を解任されるという強烈な経験をしました。小高莫大小の社長に復帰するときにも、父親が保有していた株式が知らないうちに分散しているという状況に見舞われました。

今、親子関係に何の問題がなかったとしても、年月を重ねる中で、その関係性がどう変化するかは分からない。しかし、親子のゴタゴタによって経営がスムーズに進まなくなっては、元も子もありません

ファミリービジネスの「やってはいけない」。株式や相続の問題も、小高さんと一緒に考えていきましょう。

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▼ Refalover(リファラバ)とは?

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