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脱サラ社員が日本伝統の「前掛け」を世界へ。エニシング創業者、西村和弘さんのトークイベントを開催します

「オンリーワン」の会社になるためには、どうしたらいいのだろう。日本の伝統品を海外に売り込みたい。自分のぶれない軸を作りたい。そんな思いのある方々にお薦めのオンラインイベントを開催します。

ファミリービジネスの経営者や後継ぎの方々から、これまでの経験や経営の勘どころを聞くトークイベント「リファラバさんと話そう」。11月11日(金)にお招きするのは、前掛け専門店「エニシング」を創業した西村和弘さんです。

アーティストと連携して制作した「前掛け」の展示会を開いたエニシングの西村和弘社長=長谷川直亮撮影
アーティストと連携して制作した「前掛け」の展示会を開いたエニシングの西村和弘社長=長谷川直亮撮影

広島の起業家一家に生まれた西村さんは、江崎グリコで社会人経験を積み、27歳でエニシングを起業。最初に選んだのは、オリジナルTシャツの企画販売でしたが、「オンリーワン」の存在になるために、日本伝統の前掛けにシフトします。

市場は大きくない。でも、顧客の反応から、Tシャツとは比べものにならないほどの「熱量」を感じ取っての決断でした。

ニューヨークの有名レストランに売り歩くところから始めた海外展開。地道に販売を重ねた結果、人気映画シリーズ「007」の最新作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」の衣装に採用されるなど、現在では世界60カ国への販売実績があります。

フランスの雑貨見本市「メゾンエオブジェ」に出展したエニシングの西村和弘さん=本人提供
フランスの雑貨見本市「メゾンエオブジェ」に出展したエニシングの西村和弘さん=本人提供

前掛け布地の自社製造にも乗り出し、2019年に100年以上も前から使われているシャトル織機を用いた新工場を愛知県豊橋市に新設。デザイナーや織物職人、バイヤーたちが集まるラボラトリーの建設にも着手しています。

自分のつくりたい未来を描いて、自らの手で「オンリーワン」の会社をつくっていく。そんなファミリービジネス経営者である西村さんに、じっくりお話を聞いていきます。

#前掛け
#オンリーワン
#007
#シャトル織機
#海外展開

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https://refalover-talk-05.peatix.com

開催概要

日時:2022年11月11日(金)正午~午後1時
開催方法:オンラインイベント
(※お申し込みいただいた後、視聴URLを送付します)
定員:50人 無料
主催:毎日新聞リファラバ編集部

タイムテーブル

11:50 オンライン開場
12:00 オープニング、登壇者紹介
12:10 トークセッション
12:40 視聴者との質疑応答
12:55 クロージング

視聴者の皆さんから質問を募集します

毎日新聞リファラバ編集長の清水憲司と、300年以上の歴史を誇る酒蔵、勝山酒造(仙台市)の関係会社を継いだばかりの伊澤優花さんが司会を務めます。

毎日新聞リファラバ編集長の清水憲司(左)と勝山企業代表の伊澤優花さん
毎日新聞リファラバ編集長の清水憲司(左)と勝山企業代表の伊澤優花さん

勝山企業代表 伊澤優花
1993年生まれ。21歳のとき単身ニューヨークに渡り、実家勝山酒造の輸出事業を開始し現在25カ国に輸出するほか、東京大学経済学部在学中に起業中退し、世界初にして唯一の日本酒自家醸造キットブランド“MiCURA”の開発・海外向け販売を行う。国際利酒師、清酒醸造の技術幹部養成研修修了。日英中トリリンガル。
2021年より台湾の長庚大学にて清酒醸造授業の講師も務める。同年12月勝山企業代表取締役就任。

イベント当日は、西村さんがあえて前掛けを選んだ理由日本の伝統品を海外に売り込んでいく手法各地のアパレル・繊維事業者やデザイナーとの連携など「これからのエニシング」についても聞いていきます。

視聴者の方々からの質問も受け付けます。お昼休みのおともにしていただくのも大歓迎ですので、どうぞご参加ください。

リファラバ(Refalover)は、

Re:もう一度、地元の(region)
Fa:ファミリービジネスの価値を
Lover:愛を持って高め合う人たち(の場)

という意味を込めています。

リファラバさんと話そう」は、連載「わたしのファミリービジネス物語」に登場いただいた経営者や後継ぎ、起業家の方々から、連載には書き切れなかったエピソードやファミリービジネスに対する思いなど、さらに深掘りしてお聞きするトークイベントです。

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西村さんはどんな人?

西村さんのこれまでの歩みは、「わたしのファミリービジネス物語」で詳しく紹介していますので、ここではいくつかのキーワードを使って、西村さんをご紹介します。

西村さんは、会社の経営方針で迷った時には「進むのが怖い方の道を選ぶべきだ」と考えてきたといいます。

  • Tシャツから前掛けへと、エニシングの事業をシフトした時

  • 思わぬ大口販売で手にした資金を「いざ」という時のためにためておくのではなく、ニューヨークで前掛けを売り歩く費用に充てた時

  • 設備を持たず経営としては身軽なはずの企画販売から、新工場を建設して製造業に進出した時

より難しいと思える選択肢を進んだ先に、今のエニシングがあります。エニシングは、一般的なトレンドの「逆」を進んでいるとも言えます。

近年、「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングのように、基本的に自社では工場を持たずに、商品の企画と販売に集中する経営手法が台頭してきました。その方が移ろいやすい消費者のニーズに応じて機動的な経営ができると考えられるからです。

企画販売から設備を抱える製造業に進んだエニシングは、その逆。しかし、豊橋に開設した工場には、全国から織機の技術者、製糸や染織、服飾の業界人やデザイナーらが集まり、新たな製品を生み出そうとしています

新工場で写真に納まるエニシングの西村和弘さん(中央)と社員たち=同社提供
新工場で写真に納まるエニシングの西村和弘さん(中央)と社員たち=同社提供

日本伝統の前掛けと、100年以上も前から使われるシャトル織機の良さを、かつては「繊維の街」だった豊橋から発信するというストーリーが、「企画販売>製造」という従来の構図を反転させるかもしれません。

もう一つの「逆」は、西村さんがまず「自分が実現したい未来」を描き、そのために「今すべきこと」を決めている点です。普段、私たちは「今できること」から発想して、その延長線上に「未来」があると考えていないでしょうか。

西村さんは、自分の夢から逆算して、現実の行動に落とし込んでいく「右脳思考」の実践者でもあります。イベントでは、こうした西村さんの思考法についても聞いてみたいと思います。

日本伝統の前掛けを世界へ。自分の夢から逆算して、あえて「怖い方の道」を選んできた西村さんと、ファミリービジネスの可能性を一緒に考えていきましょう。

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