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SDGsな豆腐店が熱量を集めて世界を救う 「染野屋」の小野篤人さんのトークイベントを開催します

経営者としての熱量をどう保てば良いのか。社員たちの本気を引き出す方法とは。自分なりのSDGs(持続可能な開発目標)経営を始めたい。そうした思いのある方々にお薦めのオンラインイベントを開催します。

ファミリービジネスの経営者や後継ぎの方々から、これまでの経験や経営の勘どころを聞くトークイベント「リファラバさんと話そう」。10月21日(金)にお招きするのは、茨城県取手市に本拠地を置く豆腐店、染野屋社長の小野篤人さんです。

できたての豆腐を手にする染野屋の小野篤人社長=小川昌宏撮影
できたての豆腐を手にする染野屋の小野篤人社長=小川昌宏撮影

義父の死去に伴い、妻の実家の豆腐店を継ぐことになった小野さん。江戸末期創業の老舗ながら、年間売上高300万円からのスタートでしたが、移動販売をテコに、8年ほどで売上高は10億円を突破。ありふれた町の豆腐屋さんを大きく飛躍させます。

ところが、「成功と安定」が見えてくる中で、小野さんは心の中で物足りなさを感じ始めます。自分が本気になれる新しい「何か」をつかみたい。2009年、長女の誕生をきっかけに、地球環境保護を自らの使命に据え、近年は大豆ミートの販売や大豆の有機栽培、後継者難に陥った豆腐店の事業承継も手掛けるなど、自らのフロンティアを開拓してきました。

自分の歩む道を自分で作っていく。ファミリービジネス経営者としての「自由と自立」を体現する小野さんに、じっくり話を聞いていきます。

#熱量
#チームビルディング
#SDGs経営
#マインドセット

<<お申し込みはこちら>>

↓↓↓↓↓
https://refalover-talk-04.peatix.com/

開催概要

日時:2022年10月21日(金)正午〜午後1時
開催方法:オンラインイベント
(※お申し込みいただいた後、視聴URLを送付します)
定員:300人 無料
主催:毎日新聞リファラバ編集部

タイムテーブル

11:50 オンライン開場
12:00 オープニング、登壇者紹介
12:10 トークセッション
12:40 視聴者との質疑応答
12:55 クロージング

視聴者の皆さんから質問を募集します

10月21日(金)のイベント当日は、毎日新聞リファラバ編集長の清水憲司と、300年以上の歴史を誇る酒蔵、勝山酒造(仙台市)の関係会社を継いだばかりの伊澤優花さんが司会を務めます。

毎日新聞リファラバ編集長の清水憲司(左)と勝山企業代表の伊澤優花さん
毎日新聞リファラバ編集長の清水憲司(左)と勝山企業代表の伊澤優花さん

小野さんが移動販売に活路を見いだした理由、チームワークで経営危機を乗り越えた時のことのほか、大豆ミートや有機栽培、事業承継など現在のフロンティアについても聞いていきます。

視聴者の方々からの質問も受け付けます。お昼休みのおともにしていただくのも大歓迎ですので、どうぞご参加ください。

勝山企業代表 伊澤優花
1993年生まれ。21歳のとき単身ニューヨークに渡り、実家勝山酒造の輸出事業を開始し現在25カ国に輸出するほか、東京大学経済学部在学中に起業中退し、世界初にして唯一の日本酒自家醸造キットブランド“MiCURA”の開発・海外向け販売を行う。国際利酒師、清酒醸造の技術幹部養成研修修了。日英中トリリンガル。
2021年より台湾の長庚大学にて清酒醸造授業の講師も務める。同年12月勝山企業代表取締役就任。

リファラバ(Refalover)は、

Re:もう一度、地元の(region)
Fa:ファミリービジネスの価値を
Lover:愛を持って高め合う人たち(の場)

という意味を込めています。

リファラバさんと話そう」は、連載「わたしのファミリービジネス物語」に登場いただいた経営者や後継ぎ、起業家の方々から、連載には書き切れなかったエピソードやファミリービジネスに対する思いなど、さらに深掘りしてお聞きするトークイベントです。

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かつて豆腐の販売で使われていたおけを肩に乗せ、ポーズをとる染野屋の小野篤人社長=小川昌宏撮影
かつて豆腐の販売で使われていたおけを肩に乗せ、ポーズをとる染野屋の小野篤人社長=小川昌宏撮影

小野さんはどんな人?

小野さんのこれまでの歩みは、「わたしのファミリービジネス物語」で詳しく紹介していますので、ここではダイジェストでお知らせします。

染野屋の創業は、江戸時代末期の文久2(1862)年。歴代当主は「半次郎」を名乗り、小野さんは8代目にあたります。

茨城県取手市のサラリーマン家庭に生まれた小野さんにとって、染野屋は近所にある「普通のお豆腐屋さん」。幼なじみと婚約した時も、相手の実家が染野屋であることは知っていたものの、家族経営の小さな店舗だったから継ぐことになるとは思いもしませんでした。

しかし、結婚して間もなく義父の賢吉さんが急死したことを受け「染野屋を継ぐ」と決意。親族から「1000万円ぐらいもうかるらしい」と聞いていましたが、実際の売上高は年間300万円ほどでした。

このままでは家族を養っていけない。小野さんは、原料を国産大豆と天然にがりに変え、豆腐1丁を100円から200円に値上げしたのを機に、近所を回って豆腐を売り歩く移動販売を発案。味もさることながら、お客さんとふれ合いながら販売する手法が支持を得て、売上高は8年ほどで10億円に達します。

自分を奮い立たせてくれるものを探す

「あとはこの仕組みを全国に敷き詰めていくだけ」。会社は上昇気流のまっただ中でしたが、小野さんは途端に先が見えたような気がして、自分の熱量が下がっていくのを感じていました。経営を軌道に乗せるため追い立てられていた日々が去り、新たに自分を奮い立たせてくれる何かを探していたのです。

長女の誕生をきっかけに、地球環境問題への関心を深めた小野さんは、たんぱく質の宝庫である大豆を原料に、お肉のように食べられるおかずを開発、浸透させて、持続可能な社会を作ることを、自らの新たな「使命」にすることを決意します。

100%植物性の大豆ミート「ソミート」の展開に加え、土壌を豊かにするため、あえて畑を耕さない「不耕農法」による大豆の無農薬栽培など、新たな挑戦を次々に繰り出しています。

植物性原料から作られた「ソミート あぶり焼き」=染野屋提供
植物性原料から作られた「ソミート あぶり焼き」=染野屋提供

また、自社で育てた社員たちを、後継者難で廃業を考えている地方の豆腐店に派遣し、事業を承継するプロジェクトも進行中で、2021年には石川県白山市の豆腐店「山下ミツ商店」の事業を引き継ぎました。

山下ミツ商店の株式譲渡成約式を終え、花束を受け取った山下浩希さん(前列右から2人目)と染野屋の小野篤人さん(同3人目)。背後には祖母ミツさんの肖像が掲げられた=本人提供
山下ミツ商店の株式譲渡成約式を終え、花束を受け取った山下浩希さん(前列右から2人目)と染野屋の小野篤人さん(同3人目)。背後には祖母ミツさんの肖像が掲げられた=本人提供

お豆腐という日本伝統の商品に立脚しながら、自分の創りたい未来をつくっていく。ファミリービジネスだからこそできる挑戦を、小野さんと一緒に考えていきましょう。

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