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未来デザイン経営の先駆者、郡司成江さんが「自分と自社の深掘りプログラム」をナビゲートします

自分が本当にやりたいことって何なのだろう。
そして今、やるべきこととは?
自社の本当の価値は、一体どこにあるのだろう?

日々の仕事に追われるファミリービジネスの皆さんには、そんなことを立ち止まって考える時間が必要なのではないでしょうか。

リファラバの「自分と自社の深掘りプログラム」は、未来の「ありたい姿」から発想する未来デザイン経営の先駆者、郡司成江さん(58)がナビゲートします。祖業である美容室やエステから、食やカルチャースクール、コミュニティースペース運営、海外進出へと事業を拡大するビューティアトリエ(宇都宮市)の2代目である郡司さんが、その経験の中からつかみ取った「逆算思考」と同社の経営方針書「未来を創る魔法の書」のメソッドを使いながら、皆さん自身の深掘りをお手伝いします。

未来デザイン経営の先駆者、郡司成江さん(58)
「自分と自社の深掘りプログラム」のナビゲーター、郡司成江さん=宮本明登撮影

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#深掘り
#自社の価値
#逆算思考
#経営方針書

に課題や興味を感じている方々にお薦めです。

美容室の2代目、英国留学から「一番大変なところ」へ

郡司さんの歩みは、「わたしのファミリービジネス物語」で詳しく紹介していきますので、ここではダイジェストでお伝えします。

母親が創業した美容室ビューティアトリエの跡取り娘だった郡司さん。継ぐつもりはあまりなかったけれど、「自分のやりたいことを見つけて、頑張れる人になりたい」と考えて学生時代を過ごしました。

大学時代に見つけた夢は「一流のヘアメーク」になること。英国ロンドンの有名美容室ヴィダルサスーンの美容師養成学校で学び、その後は現地のヘアサロンで働いて充実した日々を送っていましたが、恩師から「一番大変なところに戻りなさい」と助言をもらい、実家の美容室に入社します。

現在のビューティアトリエ本社

その頃、ビューティサロンは既に60人もの社員が働く人気の美容室でした。しかし、英国から帰国した郡司さんには、多くのことが時代遅れに見えました。
予約制・指名制を導入してこそ、それぞれのお客さんに合ったヘアケアとカウンセリングができるのに、当時の多くの美容室と同じく、お客さんが来た順に手の空いた美容師が担当するシステムが続いていました。人材育成にしても長期にわたる「修業」に頼る手法に疑問を感じたといいます。

「もっと良い会社にしたい」空回りを変えた発想の転換

それまでとは違う流儀を持ち込もうとする郡司さんは、古株の社員から「あんたなんか大嫌い」と言われ、社長である母親との意見対立から、会社が「社長派」と「郡司派」に二分しかけた時期もあったそうです。

郡司さんはヴィダルサスーンで学んだ高いカット技術で会社を引っぱっていくつもりでしたが、なかなか売り上げは増えず、人材も育たない。次は誰が離職するのかと思い悩む日々……。「もっと良い会社にしたい」という強い思いが空回りしていたのです。

転機は32歳の時、「ハサミを置く」という発想の転換とともにやってきました。最初は戸惑いがありましたが、実際に美容室を離れてみると、店舗を任された社員たちがテキパキと動き始め、見る見るうちに頼もしくなっていく。その結果、売り上げが上がり、人材も育っていく循環が始まりました。

ビューティアトリエグループの美容室

ハサミを置いたことは、郡司さんにとって自らの役割を深く見つめ直す機会でもありました。

「自分の仕事って何だろう」。カットで稼ぐことをやめた以上、マーケティングやマネジメント、人材教育といった自分にしかできない役割を突き詰め、売り上げを伸ばしていくほかない。たどり着いたのが、現場で接客をする美容師ら社員たちが会社の「一番の価値」であるということ。そして、自分は社員一人一人の可能性を花開かせる経営をしていくということでした。

ビューティアトリエは現在、右腕となる人材が次々に育ち、美容による外面の美しさだけでなく、健康な体、心のリフレッシュを提供するため、事業の拡大を進めています。

そんな今につながる転機をもたらしたのは、目の前の仕事からいったん離れるという発想の転換と、自分や自社の価値について深掘りして考えるという経験だったのです。

発想を過去から未来へ「逆算思考」を身につけよう

郡司さんが皆さんをナビゲートする「自分と自社の深掘りプログラム」では、まず過去ではなく、未来から発想する「逆算思考」の手法を知っていきます。それはどのようなものなのでしょう?

会社の事業計画や経営目標を立てる際、昨年の業績を土台に「来年は売り上げ5%増」というような決め方をしていないでしょうか?

とにかく計画や目標を立ててはみるものの、自分でも「ちょっと無理かな」と思っているから、やがて絵に描いた餅になってしまい、自分で自分を落ち込ませてしまうことも少なくないでしょう。

逆算思考は、将来の「ありたい自分」「ありたい会社」、言い換えれば今後かなえたい「人生最高の時」の自分の姿を具体的に考えることからスタートします。そう、発想の起点を過去から未来へと転換するのです。その「未来の自分」や「未来の会社」なら、どんなふうに行動をするか想像し、それを今日から始めてみます。

せっかく計画や目標を定めるなら、「苦しい」ではなく「ワクワクする」ものにする。そうすることで日々、充実感を得ながら進んでいける。そんな思考法を身につけていきましょう。

いいことシェア」も、逆算思考を習慣化するために取り組んでいきます。ファミリービジネスの方々は、毎日のように決断を迫られ、自信を削られることも多い中で、社内の悪いことばかりに目が向いていないでしょうか?

例えば商品についてクレームが来た時。多くの場合、「悪いこと」にカウントしてしまいますが、「このクレームがなければ、将来もっと大きな欠陥を出すことになったかもしれない」と考えれば「いいこと」になり、前向きに捉えることができます。

このプログラムでは、その日に見つけた「いいこと」を参加者同士が継続的にシェアすることで、発想の仕方を変え、逆算思考の定着につなげていきます。

「強くて温かい組織」を育てる経営方針書のコツを知る

プログラム後半は、「強くて温かい組織」をつくるための経営方針書の作成方法を、郡司さんがナビゲートします。

逆算思考の手法を使いながら、会社のビジョンを明確にしていきます。もちろんビジョンを掲げて「できあがり!」ではありません。

郡司さんが率いるビューティアトリエの経営方針書「未来を創る魔法の書」を少しだけのぞいてみましょう。

ビューティアトリエの経営方針書「未来を創る魔法の書2022」
ビューティアトリエの経営方針書「未来を創る魔法の書2022」

「美しい暮らしを通じて勇気と可能性を創る。世界の人を美しい暮らしで幸せにする『しあわせ創造企業』」というビジョンに続き、長期事業構想や「10年構想」が丁寧に説明されます。特徴は、それらの構想が「お客様」や「社会」、そして「社員」にどんな価値を提供していくのか具体的に説明している点です。

また、入社からどんなキャリアパスを歩めば、スタイリストになり、店長になり、会社の幹部やフランチャイズのオーナーになれるのか、もしくは新規事業に挑戦できるようになるかが明示されます。

さらには「子どもの頃、描いた夢を覚えていますか?」「仕事って何だろう」「お給料について」など、郡司さんが社員たちの疑問に答え、働くことの意味を語りかける内容を盛り込んでいます。

ビューティアトリエの経営方針書「未来を創る魔法の書」内で「夢」について書かれたページ
ビューティアトリエの経営方針書「未来を創る魔法の書」で「夢」について書かれるページ

会社が決めても、結局は誰も読まなくなってしまう経営方針書ではなく、社員のためのものにしていく。そうすることで、一人一人の幸せや生き方と結びつけていく。そんな社内に浸透しやすく、自分や自社の潜在力を解放する方針書作成の一端をご紹介していきます。

こんな方々にお勧めします

リファラバのプログラムは、この「自分と自社の深掘り」のほかに、「自社を伸ばす」と「遠くを見る」の計三つがあります。これらは一直線ではなく、互いに循環しながら進んでいくので、どこから始めても大丈夫です。

その中でも、この「自分と自社の深掘りプログラム」は、

  • 最近伸び悩んでいる気がする

  • 社内の停滞した状況を打ち破りたい

  • 自分も従業員ももっと生き生きと働ける会社にしたい

そんなふうに感じている方々にお薦めです。

郡司さんのこと、逆算思考や経営方針書作りについて詳しく知りたい方々向けに、8月以降、イベントやセミナーを順次開催していきます。具体的な日程や内容は「自分と自社の深掘りプログラム」に公開していきます。

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