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大企業はなぜ社員に副業をすすめるのか~③カゴメの労働時間管理と社員の「コーヒー焙煎」
「副業で何をするのも自由、でも働く時間は厳格に守ってほしい」。食品大手、カゴメの副業ルールだ。カゴメが従業員の「労働時間管理」にこだわる理由、そして、その中で〝プチ起業〟を果たした一人の社員の物語を紹介したい。
副業は「生き方改革」の一環個人が自由に使える時間、いわゆる「可処分時間」を増やそう――。厚生労働省主導の働き方改革に「カゴメらしさ」を採り入れた「生き方改革」をスタートさせたのは2017
動画で知る「M&A=第三者事業承継」~私が家業を託せる人を見つけられた理由
石川県白山市の豆腐店「山下ミツ商店」の山下浩希さんは2021年10月、30年以上にわたって経営してきた会社を、茨城県取手市を本拠地とする同業の「染野屋」に売却しました。後継者が不在だったことが一番の理由でしたが、人生をかけて育ててきた会社を譲り渡すことには、大きな葛藤が伴いました。山下さんのドラマを前後編の動画にまとめました。
前編前編(8分33秒)は、以下の2章で構成されています。
・「後継者
大企業はなぜ社員に副業をすすめるのか~②〝超〟複業先進企業サイボウズの場合
副業(以下、複業)といえばサイボウズ、というイメージがある。何しろ、青野慶久社長自ら役員に「複業したらどう?」と声をかけてしまうような会社だ。社員の複業経験率は3割に達している。「複業は、いいことばかり」と言い切る青野社長に、その理由を聞いた。
社員の複業先から最新情報がどんどん入ってくるサイボウズが複業を解禁したのは2012年。理由は、最近になって複業を解禁した企業とほぼ同じで、「社員の間で複
大企業はなぜ社員に副業をすすめるのか~①社員に副業案件の「紹介」までしてしまうライオンの場合
大企業の間で、副業(複業)の解禁が広がっている。「社員の間で副業希望者が増え、半ば押し切られる形で解禁に踏み切った」というケースが圧倒的に多いものの、最近になって、従業員の副業を応援する「副業推進」とも呼べる動きが出始めている。企業が自社の社員にわざわざ副業をすすめるのはなぜなのか。まずはヘルスケア用品の老舗、ライオンの事例を紹介しよう。
経営側の指示は「どんどん外とつながろう」ライオンが副業を
家業を継ぐため、会社を辞めるか迷っています~決める前に「小さなDO」を
今回は「勤務先の会社が拠点再編を行うのを機に、会社を辞めて、実家が経営する八百屋さんを継ぐことを考え始めました。家業を継ぐことにワクワクを感じているものの、事業として成り立たせていけるか不安もあります。どのように判断していったらいいでしょうか」という質問です。神奈川県内の会社員、40代男性から寄せられました。
リファラバのナビゲーターで、愛知県岡崎市の「岡崎ビジネスサポートセンター(オカビズ
「全員解雇」と「大量離職」を経て急成長を果たした3代目社長が肝に銘じる「企業カルチャーの大切さ」
大阪市生野区。下町情緒の残るこの街に、「ジャック」と名乗る経営者がいる。DIYのECサイトを運営する「大都」の3代目。12年前、妻の実家の1937年創業の金物工具卸を継いだ山田岳人社長だ。
社長インタビューの前に、広報の「メリッサ」こと永井玲子氏から、こう説明を受けた。「ジャックは良くも悪くも、自己アピールをしないんです。自分のインタビュー中に、『こんな面白いことやってるやつがいるよ』って、他の